ギックリ腰とそり腰(急性腰痛)
ギックリ腰は急性腰痛の代表的なものです。急性であるだけに、1週間ほどじっとしていれば治るとされており、多くの療法でも安静が一番としてあまり施術の対象とはしていません。しかし、その1週間が我慢できないほど痛いのは経験者ならご存じでしょう。また、これを放置すると慢性になり、なかなか治りにくくなってきます。
ギックリ腰の施術は筋整流法腱引きが最も得意とする施術のひとつです。私もこの施術がきっかけとなって腱引きを習い始めました。
また、習い始めてまっさきに教わるのもギックリ腰に関連する施術です。筋整流法ではこの腰の施術が一番の基本となっており、通常の施術でもこの施術から入ります。
筋整流法では、腰には左右に4本ずつ計8本の腱が走っていると考えられています。ギックリ腰はこの腰の腱のどれかが正常な位置からはずれ、骨の溝から外れることにより痛むと考えています。この外れた腱を引いて通常の位置に戻すことでギックリ腰を改善します。
この腰の腱を引くという動作が筋整流法の一番の基本動作となっており、また特徴的な施術で、他の療法ではまずありません。
参考までに、筋整流法のギックリ腰施術の動画を最後に張り付けておきます。
また、ギックリ腰と似た症状の急性の腰痛にそり腰というのがあります。
これは、背中ではなく、お腹の中に走っている大腰筋という筋肉が支障をきたしているものです。
ギックリ腰になったと言ってこられる方の何割かはこちらの問題になっています。
大腰筋は、太ももの骨のお尻の付け根付近、小転子というところからお腹を通って背骨を結んでいて、股関節を曲げる(膝を体に引き付ける)時に働きます。お腹の中を通っていますが、文字通り腰の筋肉です。
筋整流法では、この大腰筋の調整をお腹ではなく、付け根である太ももの骨のお尻の付け根付近で行います。これも筋整流法では特徴的な施術で、他の療法にはまずありません。
このように、筋整流法腱引きでは、他の療法にはない施術で、急性の腰痛にも対応していきます。
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